タカガワ兵庫のゴルフ場買収

県内外で運営8か所に

医療施設や学校運営を手掛けるタカガワグループ（徳島市）が、兵庫県加西市のゴルフ場・オーセントゴルフ倶楽部を買収した。買収価格は８億５千万円。タカガワが所有・運営するゴルフ場は８ヶ所となり、徳島県外では６ヵ所目になる。

タカガワによると、オーセントを所有する三菱UFJ証券系ファンドのジャパンゴルフプロジェクト（JGP、東京）との間で、同ゴルフ場の全株式の譲渡契約を１３日に締結。４月１０日から「タカガワオーセントゴルフ倶楽部 関西迎賓館コース」の新名称で営業を始める。

オーセントゴルフ倶楽部は１９９３年１０月、機械メーカー・クボタの子会社が自社の接待用コースとして事業費３００億円で整備した。その後、経営難に陥った子会社が民事再生法の適用を申請。ゴルフ場は２００７年にＪＧＰが買収したが、米国発金融危機の影響から売却先を探していた。

０８年度の会員数は約８００人で、売上高は６億３千７００万円。タカガワはオーセントを徳島、香川、愛媛、岡山、山口、北海道で運営する既存のコースより高いグレードに位置付け、７ヶ所で実施している共通会員制は適用しない。オーセントを利用する共通会員には優待料金を設定する。