お知らせ

  1. TOP
  2. 2008年のお知らせ
  3. 山口CC事業譲渡へ

山口CC事業譲渡へ

ゴルフ

掲載:山口新聞

来月末タカガワグループに

県内初のゴルフ場として1952年にオープンした山口カンツリー倶楽部(防府市多々良、毛利元敦理事長)は28日、同市で高川学園中学・高校などを経営するタカガワグループ(高川 晶会長)に事業譲渡すると発表した。

同CCは公益社団法人が運営。今村陽一キャプテンによると、12月に公益法人改革法関連が施行されるのに伴い、現状での存続は困難と判断。コースのメンテナンスや設備投資に十分な資金を確保できない状況を受けて、外部資本を導入した株式会社へ組織変更を決め、スポンサーを探していたという。同法施行に伴う公益法人ゴルフ場の事業譲渡は全国初という。

タカガワグループ(本社・徳島市)は四国と北海道で計5か所のゴルフ場を経営。同CCの経営は、8月末にタカガワアソシエーツ(高川准子社長)を立ち上げて事業を引き継ぐ。事業譲渡により同CCの債務(約8千4百万円)を支払い、清算を終えると現社団法人は解散する。パートを含む従業員27人は全員継続雇用する。

ゴルフ場の名称は8月末に「タカガワ新山口カンツリー倶楽部」に変更。新型カート導入やクラブハウス改装で、9月末までに約1億5千万円の設備投資を計画。同CCの会員は886人。高川会長は安定経営のため、さらに200~300人の増員を目指したいという。年会費は来年から1万円下げて3万円にする。

また、同ゴルフ場の事業継承を受けて、高川学園中学・高校ともに来春入学者からゴルフ特待生枠を設けるという。